2006年11月16日(木)


今日は永年お世話になっている主治医に会う日です。予約診療なので本来なら時間を入れることは難しいですが、受付の事務の人に小声で「検診でガンを告知され、急を要するので是非K先生の診察を受けたい」と懇願したら取り計らってくれた。


嫁さんを同行し、K先生に会う。先生の第一声は「大変なことになってしまいましたね。でも、検査結果からすると完治する可能性が高いと思いますのでしっかりと立ち向かって下さい。」と励まされる。また、「医者は最悪のことを考えますが、患者様やご家族は最善のことを考えて下さい。」と嫁さんを激励してくれた。


このK先生は神経内科が本業であるが、ご縁があって血圧と脂肪を見てもらっており、私が最も信頼できる先生の一人である。


さて、先生と相談したいことはどこの病院にするかということであるが、私の方から「がんセンターかまたは、自宅と家族の負担を考えるとA医大と考えています。」と話すと、先生は「がんセンターでしょうね。但し、年齢を考えたら早めに処置した方が良いが、がんセンターだとかなり待たされる可能性もある。」というので、A医大出身の先生と知っていたので「A医大にお知り合いの先生はいらっしゃいませんか?」と尋ねたら「S先生かN先生を紹介しましょう。」となり、外来の担当曜日を見た結果、S先生へ紹介状を書いてもらった。


ついでに精神的に不安定なため、”精神安定剤”と”睡眠剤”を処方してもらい帰宅した。


私も嫁さんもK先生と相談して随分と心が救われた思いである。このK先生は女医さんであるが、本当に患者の話を根気良く聞いてくれます。この辺が信頼できる理由の一つです。ただ、話を根気良く聞いてくれるので、予約していても遅れがちになりますが、私は許せます。許せない人は離れて行きます。


その晩は生まれて初めて精神安定剤を飲んだ。これが恐ろしいぐらい良く効き、思いっきりリラックスでき良く寝れました。