最近、SNSで農家さん、コメ卸業者ぽい方、農業系業者ぽい方の書き込みを良く見掛けます。
◎皆さん言われることを要約すると
・令和8年度産は取引価格が下がる。
・生産コスト、流通コスト、保管コストを考えると大赤字になる。
・やってらんねー!
そもそもどうしてこうなったか某新聞が米騒動の経緯を時系列に出していたのでこれを読み解くと。
◎2024年7月30日に農水省が下記を発表。
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/240730.html
某新聞が今回の騒動を時系列のまとめてありましたので参考にしました。
下記はその要約です。
・6月末時点で農協、卸業者の在庫量が昨年同期比較で41万トン減少。
・1999年以降で過去最低となった。
・在庫減少の理由として2023年の猛暑でコメ品質の低下で精米時に使えないコメが多く発生。
・インバウンド需要の影響で外食向け重要が増え一般消費者向けのコメが減り、在庫と需要のバランスが崩れた。
・農水省の報道発表に付属資料がついています。
それによると報道発表(7末)があってか徐々に価格が上がっているのがわかります。
7末発表後、12月には10%上昇しています。
ここが騒動の始まりのようだ。
◎ネットで調べると噂レベルだが。
・外食向け需要不足を補うため、一般消費者向けの店頭販売のコメを外食向けに転用した。
・スーパーなどの店頭販売分に不足が生じた。
・その後、マスコミがコメ不足を大々的に報道。
・消費者が心配し買い占めに走った。
我が家は最初動向を見てましたが、マジで皆買いに走ったので
ついつい仲間になってしまいました。
・更に店頭販売分が減少し、価格が短期間で一気に上昇。
当時、売っているコメを探し回った経験があるため実感あります。
日々、価格が上がって行きましたね。
◎その後
・マスコミや消費者に押される形で当時の坂本農水相が渋々備蓄米を放出。
・それでも価格高騰、店頭在庫減を抑えきれず小泉農水相が大放出したことは皆さんご存知のとおり。
・更に外国産米まで輸入投入。
・あれだけ備蓄米を放出したが高騰は下がらず。
・いつの間にか農家さんのために価格は維持されるべきだ!という方向に変わって行き始める。
・でも、一部農家さんからは引き渡し価格は変わっていないと反発も出る。
・じゃあ、高騰の原因はJAや卸業者の出し惜しみか? という風潮になる。
・JAや卸業者さんはそんなことしていませんと。
・令和8年に入り、徐々にコメの価格が下がり始める。
・新米が出回る時期に近づいたら下がり方が早くなる。
・令和8年8月に早場米の新米が出てきました。
先日、地元スーパーに行ったら令和8年宮崎産新米コシヒカリ(5Kg)が3,200円強で売っており、
その隣に令和7年度魚沼産コシヒカリ(5Kg)が何と3,300円で売ってました。
魚沼産のコメなんか高くて買ったことがなかったのでチャンスとばかりに買ってしまいました。
ここからは自分なりの見立てです。間違っている点が多いかと思いますが一消費者目線です。
◎価格低下、コストに関して
・コメに限らず他の製品などもコスト掛かるのは一緒です。
・コメって新米が出ると高くなり、売れ残り古米(新米が出ると古米)は安くなり、
新米は翌年度に向かって徐々に安くなって行くのは今までと一緒。
・価格低下に関しては消費者が批判するからとか言う人もいますが、
令和7年度産の在庫が大量にあるようですから当然下がります。
余剰在庫を新米が出る前に売り切りたいので一気に価格低下します。
大放出です。
・売り切る理由ですが、もちろん仕入れ分は捌きたいのですが、
保管庫のスペースを空ける必要があるからと思います。
コメの場合、冷蔵倉庫や低温倉庫で保管し、且つ、虫やネズミ対策(燻蒸)されています。
また、小売店へ卸す前に必要量分だけ精米するので管理も大変と思います。
・私も親戚に農家さんがいまして、偶に新米をもらったことがありますが、
精米されたコメだったので保管がいい加減だったため「コクゾウムシ」にやられました。
半端じゃない数が湧いたので泣く泣く廃棄でした。
そもそも知識がなかったのですが、今は経験したので虫にやられることはないです。
皆さんの精米されたコメは最低限米櫃にトウガラシ入れて対策しましょう。
特に燻蒸されていない無農薬米は既にコクゾウムシなどが卵を植え付けている可能性が高いので注意しましょう。
◎自分なりの結論
・今回の騒動は農水省の発表から始まっています。
まず、発表時の在庫量の統計が正しいのか?
昔から間違った手法を使っていないか?
そもそも国の決算が複式簿記でないぐらいなので、国が発表する数字が信憑性に乏しい。
数字は関わっているもの全てを評価、統計対象としているのか?
資料見ると各県の代表銘柄のみの数字です。ブランド米以外の数値は?
ただ発表内容を見ると国民を煽った文章とは思えません。
・となるとやはりオールドメディアが煽った(結果的に)結果、庶民が買い占めに走った。
特にテレビのワイドショーは・・・でしょう。
・買占めで店頭の品不足が発生した。
・それに便乗した一部業者が出し渋り値をつり上げた(いわゆる根詰まり)。
先日、当地のテレビが卸業者を取材していました。
その業者の社長が「倉庫にこんなに在庫あります」とやってました。
あんたが根詰まりの原因か! ときっと視聴者は思ったに違いない。
・在庫が大量にあるので大放出で今度は値崩れを起こしてしまい新米の価格が値下がり始めた。
・冒頭の在庫と需要のバランスが崩れたが合わない。冒頭では在庫不足だったはず。
・現鈴木農水相の判断(備蓄米は出さない、価格は市場原理)は正しいと思う。
こんなところじゃないか?